皆さんこんにちは。伊丹警察署長の丸山です。
今年も梅雨のシーズンがやってきました。
梅雨でジメジメしてなかなか気分が上がらないと思いますが、軽い運動や趣味に費やして気分を上げてみてはどうでしょうか。
薬物乱用のない社会を
薬物乱用の検挙人員は、増加傾向にあります。
その中でも、令和6年度中における大麻事犯は30歳未満の若年層を中心に検挙率が高く過去最多を更新しました。
従来の乾燥大麻に加え、電子煙草に似た大麻リキッドが乱用されています。
大麻の有害性に関してインターネット等で誤った情報が流れていますが、誤った情報に惑わされないように大麻に対する正しい知識を持ち、友人などから大麻を勧められてもきっぱりと断って薬物に手を出さないようお願いします。
薬物乱用は、人間の精神や身体をボロボロにし、死に至らしめる危険なものです。
薬物に関する悩みや情報については、迷わずに
覚醒剤110番
078-361-0110
まで通報してください。
「2時間後に電話が使えなくなる」には要注意
令和6年度中における兵庫県の特殊詐欺被害は前年より多く発生しており、被害額も大幅に増加しています。
最近の特殊詐欺は国際電話番号の犯行利用が極めて多く、「+1」「+44」などから始まる国際電話番号からの着信はくれぐれもご注意ください。
国際電話不取扱受付センターに電話すると無償で止めることができるので、この際、国際電話を利用しない方は国際電話への発信・着信を止めることをお薦めします。
◎国際電話不取扱受付センター
• 電話番号 0120-210-364
• 取扱時間 オペレータ案内:
• 平日午前9時から午後5時まで
• 自動音声案内:平日、土日祝24時間
• 平日午前9時から午後5時まで
また、最近伊丹市内で多いのが、自動音声で「2時間後に電話が使えなくなります。
オペレーターに接続するには番号を押してください。」といったガイダンスが流れ、指示通りに数字を押すと、オペレーターを名乗る人物につながり個人情報を聞き出し、金銭を請求されたりします。
決して指示された数字を押したり、かけ直したりしないでください。
また、警察官を騙る詐欺も多く、被害者が犯罪に関与していることを電話で告げ、無料通話アプリに誘導した後、ビデオ通話を介して偽の警察手帳や逮捕状を示し、警察官であることを信用させ、「資金調査」や「保釈金」などの名目で、インターネットバンキングから指定口座に送金させる手口も多く発生しています。
警察官や検察官が保釈金等の名目で、現金を振り込ませることは絶対にありません。
市民の方々の協力で水際阻止件数は大幅に増加しているものの、まだまだ特殊詐欺の被害が多く発生していますので、引続き市民の皆様のご協力をよろしくお願いします。

伊丹警察署長 丸山 文勝